円山動物園 ユキヒョウ「フブキ」2024年3月25日から一般公開スタート

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円山動物園 ユキヒョウ「フブキ」2024年3月25日から一般公開スタート

ユキヒョウ「フブキ」について

円山動物園でのユキヒョウ「フブキ」は、2017年5月24日にロシアのモスクワ動物園で生まれたオスのユキヒョウです。その後多摩動物公園から円山動物園に繁殖を目的としてやってきました。本来は繁殖期間終了後に神戸市立王子動物園へ戻る予定でしたが、管理計画の状況からひきつづき円山動物園で、飼育中のメス「シジム」(13歳)との繁殖に取り組むこととなりました。

フブキの円山動物園での新しい生活は、2024年3月25日から一般公開が始まりました。最初は落ち着きなくうろうろと歩き回ったり、においをチェックしたり、檻越しに見える繁殖相手のシジムを見て牙をみせたりすることもありましたが、しだいに円山動物園の環境にも慣れ、落ち着いて過ごしている様子が伝えられています。

フブキの展示は、寒帯館で行われており、来園者はフブキの優雅な姿を観察することができます。

円山動物園では、フブキが新しい環境に馴染むまで、一般公開の時期を慎重に決定しました。また、フブキの体調や状態によっては、開園時間中でも公開を中止することがあるため、来園前に最新の情報を確認することをお勧めします。

フブキは、13歳のメスのユキヒョウ「シジム」との繁殖に取り組むために円山動物園に移動しました。ユキヒョウは絶滅危惧種であり、円山動物園は種の保存と繁殖に積極的に取り組んでいます。

繁殖相手のシジム

フブキの展示は、ユキヒョウの保護と繁殖に対する円山動物園の取り組みを象徴しており、来園者にはこの貴重な動物種について学ぶ機会を提供しています。彼の展示を通じて、ユキヒョウの美しさと野生での生活についての理解を深めることができるでしょう。

フブキの詳細情報

性別:オス

愛称:フブキ

生年月日:平成29年(2017年)5月24日、モスクワ動物園(ロシア)生まれ

転入元:多摩動物公園

転入目的:繁殖を目的としたブリーディングローン(所有:神戸市立王子動物園)

※ブリーディングローンとは繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペアを形成し、繁殖に寄与することを目的としています。

ユキヒョウについて

食肉目ネコ科 英名:Snow Leopard 学名:Panthera uncia

名前のとおり、灰色~白色の毛を持ち、野生のものはヒマラヤなど標高2000~6000mもの高山で、ヒツジやヤギ、シカの仲間やネズミ、小鳥類などを捕らえて生活しています。
インド、モンゴル、ネパール、パキスタン、ロシアなどに生息していますが、開発や美しい毛皮を狙った狩猟により、絶滅の危機に瀕しています。
ワシントン条約付属書1類で国際血統登録がなされており、現在、8動物園で18頭が飼育されています。

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