円山動物園 ボルネオの森のここがすごい!オランウータンの故郷ボルネオ島の熱帯雨林を完全再現した施設の特徴4つを紹介します
雪解けとともに春の足音が聞こえてきた4月。いよいよこの春に円山動物園のボルネオの森がオープンします。
テレビでの紹介の他、広報札幌4月号にも施設の紹介がのっていました。
今回は一足先に円山動物園のボルネオの森を紹介します。
ボルネオって何?
ボルネオはインドネシアにある島の名前です。
気候は熱帯気候であり、降雨量は年平均4,000mm。北部にはスマトラサイ、ボルネオゾウが生息し、その他、オランウータン、テナガザルなどの中大型哺乳類や、ワニ、ニシキヘビなどの爬虫類が生息しています。また15,000種類以上の植物が自生しているといわれています。しかし、木材輸出やパーム油の採取などを目的とした森林伐採により、森林面積が50%以下にまで減少。動植物の生息環境の改善が、重要な課題となっています。
ボルネオオランウータンとは
円山動物園にいるオランウータンはボルネオオランウータン。オランウータンはマレー語で「森の人」という意味です。野生では地上10m以上の樹上でほとんどの時間を過ごしますがオスは地上に下りてくることもあります。基本的には群れをつくらず生活しており、樹上での移動はゆっくり慎重。2種類以上のツルや枝を手足の3点でつかみながら移動し、自重を生かした木揺すり(スウェイ)で移動することもあります。子育て期間が8年ほどで人間の次に長い動物です。
分類:霊長目ヒト科
体長:1.2~1.4m
体重:雄100kg、雌50kg
食性:果実、若葉、樹皮、昆虫 など
生息地:東南アジアのボルネオ島
円山動物園のボルネオの森のここがすごい!
高さのある広大な敷地
広さは1,300平方メートル、高さは8m
前施設と比べ、広さは3倍、高さは2倍の施設になりました。空中で過ごせる空間と、木の皮を多く含むチップを敷き詰めた森の地面に似た空間を整備。ツタの代わりとなる消防ホースや擬木(ぎぼく)を配置し、オランウータン本来の能力を引き出します。
ボルネオの熱帯雨林を体感
施設内ではオランウータンの故郷ボルネオ島を丸ごと「体感」できます。自然光を取り入れ、ボルネオ島の植物を取り寄せて生育。小川や滝も設置し、ボルネオ島の温度、湿度を再現していますので、オランウータンを見るだけではなく、オランウータンが生きる環境のことも学ぶことができます
まるでジャングル!「スコール」まで完全再現
熱帯雨林の雨季に降るにわか雨「スコール」が発生する仕掛けも!。湿度を高くするとともに、植物に水を与え、屋内環境を適正に保つ役割もあります。ぜひ体験してみたいですね。でもびしょ濡れになっちゃうのかな?
多様な生態系を展示予定
ボルネオ島に自生している熱帯性植物を中心とした約60種類の植物を展示。日本にはない珍しい植物を観察できます。また、今後、昆虫や魚、爬虫(はちゅう)類なども飼育する予定だそうです。
円山動物園で暮らす3頭のオランウータン
3頭のオランウータンたち、ボルネオの森、気に入ってくれるといいですね☺
会えるのを楽しみにしています。
施設詳細
🏡中央区宮ケ丘3
📞621-1426
⏲夏季(3~10月)9時30分~16時30分 冬季(11~2月)9時30分~16時
休園日:第2・4水曜(祝日の場合は翌平日、8月のみ第1・4水曜)
🚃[地下鉄]東西線円山公園駅から徒歩約15分
🅿959台 普通車700円