長女、夜中に中耳炎発症
鼻風邪気味だった長女。夜中に耳が痛いと泣きだして、パパに冷やしてもらってなんとか一晩乗り越えたのですが、次の日病院に行ってみるとやはり中耳炎との診断。内服薬と点耳薬をもらいました。
点耳薬をさすとだいぶ痛みが和らいだようで安心しているのもつかの間、初めて挑戦する錠剤4種類が全く飲めないということが発覚…飲み込めず口の中に含んでいるうちにドロドロに溶けてしまい、苦くて泣き出してしまいました。
ドロドロに溶けたものはなんとか飲み込んだのですが、薬は胃に届いて効果を発揮するようにできているらしく、口の中で溶けてしまうと、効果がでなかったり、刺激が強すぎて口の中を痛めてしまうこともあるそうで…
本当はこういうものに頼りたくなかったのですが薬局で購入。
おくすりのめたね作戦
ゼリー状オブラートのおくすり飲めたねを使用し薬剤を飲ませることにしました。ゼリーにつつめば苦くないし、ツルッと喉に流れ込んでいくよね。楽勝楽勝!
の、はずでしたが。
薬もゼリーも飲み込めずに口の中に含みっぱなしの様子。
吐き出させてもう一度ゼリーにくるんで口に含ませるというのを何度繰り返してもダメ…
うちの長女は筋金入りのビビり屋さんで、一度嫌だとなったことはなかなか克服できません。ついにはゼリーと薬を口に含んだまま瞑想状態に入りました。
このままではまた錠剤が溶けてしまうので早く飲み込むよう促しますがウンウンうなるだけ。
妹がふざけて「おくすりのめたね♪」の替え歌で「おくすりのめねぇ♪」とか歌っているのがまた頭にくるようで、涙目で耐えています。
いつのまにか飲み込んでた作戦
今度は「いつのまにか飲み込んでた作戦」を実行するためモノポリーをはじめました。好きなことをしていたらいつのまにか飲み込んでたよ、はっはっは!
の、はずでしたが。
長女の薬への抵抗力は凄まじく、30分、1時間と、口を閉じたままジェスチャーのみでモノポリーをプレイ。
刑務所釈放の際、お金を払い忘れてたら「んーんー!んんっ!」と指摘してくるのにはさすがにイラっときました。
それが人に何か言える態度かぁ!!
物でつる作戦
本当はこんなとこしたくないのですが、とにかく飲み込んで、たいしたことなかったということを味わってほしかったので、チョコエッグを2つ用意。妹がとなりで美味しそうに食べはじめました。
「このままじゃ食べられないね、妹にあげてもいいね」
「んーんー(ダーメー)」
「じゃあのみなさい!」
「んーんー(やーだー)」
「じゃあ、ななちゃんどうぞ」
妹が心配そうに包み紙をあけ始めた瞬間…
「もうのみこんだんですけど。」と姉。
なんか偉そうな言い方が腹立たしいですが、ここは一歩前進と思っておくことに。物でつる作戦は一応成功でした。
もっと嫌なことされる作戦
チョコエッグ作戦が成功したので、次は恐怖心も少しやわらぎ、ごっくんできるかなと思っていたのですが、またも飲み込めない。さっきできたとしても嫌なものは嫌。なぜ薬をのまなくてはならないのか優しく諭してみましたが耳がきこえなくなっても、注射されても、入院してもいいから薬を飲み込むのは嫌だと、すっかり意固地になってしまい正常な思考すらどこかへいってしまったようです…
しかたない荒療治をするかと連れてきたのはお風呂。服を脱がせて口を開けさせシャワーで流すからねと説明。
薬があふれでてきて意味がないのはわかっていましたが、真の目的は顔に水をかけること。筋金入りビビりさんの長女は顔に水をかけることが大の苦手なんです。こんな嫌なことをしなくてはいけないのなら薬を飲む方がましだと思わせる作戦でした。
口の中にシャワーをかけ、頭からもジャンジャンお湯をかけました。いつもなら半狂乱になって泣き叫ぶのですが…
滝に打たれる修行僧のように無になって、水をうけいれてました。
マジか…そこまでなのか!!
薬はあふれでてしまったし作戦は失敗でしたが、水嫌いを克服という意外な効果がありました。
カレー混入作戦
なんか、ここまでくるともうこっちもおもしろくなってきちゃったのですが、食べ物に混ぜて飲み込ませる作戦を決行。太めのうどんの中に薬をうめこむ作戦も考えましたが、するっといけそうなカレーにまぜてみることに。薬は熱を加えてはいけないようなので、ぬるめのカレーにまぜて食べさせてみました。
最初はカレーのなかから錠剤を探り当て、取り除いてからカレーを飲み込んでいたようですが、何口か食べているうちに飲み込んだようで、なんとか全ての薬を飲むことができました。
うちの子はカレー作戦が有効だったようです。
お子さまにあった方法がなければ
あらゆる方法を試してもダメだった場合、最後に一つ残っている方法があります。それはもう一度病院を受診し、薬がのめなかった旨を伝えて処方箋をかいてもらうということです。錠剤だったら粉薬に、粉薬だったらシロップに変えてもらい、親も子もストレスを少なくして薬を服用する、体のことを考えるとこれが一番いいのかもしれませんね。
今後のことも考えてやっぱり薬はすんなりのめることにこしたことはないですけど、年齢とともに飲めるようになることもあると思いますので、こどもにあった方法を探してみてください。
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